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課題テーマ「白椿」第3回

2016年01月24日

 作詞「白椿」第3回

本日のお勧め画像は、先ずhanahanaさんの「名残の秋」です。この花は、椿です。私は、椿と山茶花の区別がつかず、hanahanaさんに教えて頂きました。

純白の椿

この画像は、近所で私が撮った山茶花です。私はてっきり椿と思い、あるフォトクラブに「純白の椿」と紹介してしまいました。それを見たhanahanaさんが、「綺麗な山茶花ですね!」とコメントしてくれたのでした。何気なく教えてくれたことに、私はhanahanaさんの人柄を感じました。

この課題テーマ「白椿」のタイトルのご提案は、hanahanaさんです。そして、イメージ画像もhanahanaさんが撮られたものです。

作詞「白椿」第3回

前回第2回目の課題テーマ「白椿」では、イメージして浮かんだことばを、1番から3番まで記しました。ここまではスムーズだったのですが、それから先が進めませんでした。図書館に行き静かな所で、懸命に何とか脈絡を合わせ字脚を揃えようとしました。ノートに、思い付くまま文字を綴っていきました。かなりの量です。ですが、纏まりませんでした。

その原因を考えました。今回、進まない原因は何なのか?纏まらない原因は何なのか?思い当りました。確かに、イメージで1番から3番までのことばは出てきました。ですが、根本的な部分が大きな問題でした。それは、ストーリーが曖昧だったということです。そのせいで脈絡が合わず、字脚を揃えようとしても纏まらなかったのです。

「課題テーマに挑戦」ということでの作詞の勉強ですので、ご覧の皆さまの参考になるかも知れないと思い、あることを考え付きました。

オペラ「椿姫」を思い出したのです。この「椿姫」は、第1幕・第2幕・第3幕とに構成されています。そして、そのまま起承転結になっています。このストーリーをイメージすれば、作詞が思いの外、容易に出来るのではないかと考えたのです。歌詞を商品化することは許されないかも知れませんが、「作詞の勉強の一環」としてなら許されると考えました。

そのイメージで作詞に取り掛かると、およそ1時間くらいで下記のような作詞になりました。もちろん、これが完成ではありません。ここから、脈絡とことばを整えて行かなければなりません。ですが、ストーリーのイメージが良く出来ているか、曖昧かで、まったく作詞の進み方が違うということを知って頂きたかったのです。さっそく記してみます。

オペラ「椿姫」のイメージ

1番 過去の傷跡があるため 愛の告白を拒む女のイメージ

   あなたの心は 知ってはいても   4  4  7

   傷の深さが 辛すぎて       3  4  5

   私は素知らぬ顔で 横を向く    4  7  5

   いくら好きだと言われても     3  4  5 

   いつかあなたに悔やむ日が     3  4  5 

   分かっています 私には      4  3  5

2番 愛を受け入れ一緒になるというイメージ

   あなたのこの愛 信じていいの   4  4  7

   馬鹿な女ね この私        3  4  5

   やさしい言葉に賭けて 夢を見る  4  7  5

   私なれます 幸せに        3  4  5

   冬に咲くのよ 白椿        3  4  5

   冷たい雨に 耐えながら      4  3  5

3番 噂が流れ、傷ついて一人旅に出る女というイメージ

   噂は変えます 真心さえも      4  4  7

   むかしの傷を 掘り返す       3  4  5

   世間のつれない風に 泣きました   4  7  5

   想い出します 椿姫         3  4  5

   私このまま 旅立つわ        3  4  5

   信じて待つの 白椿         4  3  5 

歌詞の出来具合は別としても、このようにストーリーがしっかりしていれば、作詞も思いのほか容易にできると思われます。陶芸家も、初めは名の知れた方の作品を模倣しながら腕を磨くそうです。こうした方法も作詞の勉強の初めには、良いことかも知れません。

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