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課題テーマ「童謡 まひろちゃんのおさんぽ」第1回

2016年10月31日

20143172833951  課題テーマ「童謡 まひろちゃんのおさんぽ」第1回

本日の「香月からのご連絡」でお知らせいたしましたように、今の園児や小学生たちがどのくらい童謡に接しているか必ずしも把握はしておりませんが、小学生が携帯でゲームをする姿を目にしたりしますと、何か違和感を覚えます。

携帯が悪いとは申しませんが、情緒と言いますか、抒情と言いますか、そういう世界から遠ざかった生き方をしているような気がしてならないのです。少なくとも幼稚園や小学生までは、絵本や自然の美しさ、また人への思いやりのこころ、そういったものに大人が目を向けさせてあげなければいけないのでは、深まった秋のせいかそんなことを考えています。

私は童謡というものに全く知識はありませんが、自分が幼い頃よく口にしたような、抒情のある童謡を目指して作詞をしてみたいなと、ふと思いました。

ですが、いきなり童謡の歌詞を書くというようなことは私には出来ませんので、先ず「室蘭 トッカリショの伝説」のように物語を、この場合は絵本の物語を作り、そこから童謡の歌詞作りを進めてみようと考えました。今回第1回目は、「まひろちゃんのおさんぽ」というタイトルの物語をまずご覧いただきたいと思います。

童謡「まひろちゃんのおさんぽ」第1回

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お母さんが「直ぐ帰ってくるから、待っていてね。」そう言って出かけたまま、なかなか帰って来ません。まひろちゃんは、もう退屈でしかたがありません。

ピンクの可愛い靴をはき、ピンクのリボンが付いた黄色の帽子をかぶり、まひろちゃんはおさんぽに出かけることにしました。

 

玄関から庭に出ると、柿の木のスズメさんが言いました。

「チュン チュチュン まひろちゃんどこへ行くの?」

まひろちゃんは「お散歩に行くの。」とこたえました。

「チュン チュチュン だめだよ。お母さんがしんぱいするよ。まひろちゃん!」

「スズメさん だいじょうぶだよ。すぐ帰るから!」

まひろちゃんは、スタスタ歩いて行きました。

 

少し行くと林があって、どんぐりの木のカラスさんが言いました。

「カア~ カカァ~ まひろちゃんどこへ行くの?」

まひろちゃんは「お散歩に行くの。」とこたえました。

「カア~ カカァ~ だめだよ。ひとりじゃあぶないよ。まひろちゃん!」

「カラスさん だいじょうぶだよ。遠くへは行かないから!」

まひろちゃんは、スタスタ歩いて行きました。

 

林の先には池があって、アヒルさんが泳いでました。

「ガア~ガガァ~ まひろちゃんどこへ行くの?」

まひろちゃんは「お散歩に行くの。」とこたえました。

「ガア~ ガガァ~ だめだよ! まひろちゃん。もうずいぶん歩いたよ。もう帰った方がいいよ!」

「アヒルさん、だいじょうぶだよ。もう少しで帰るから!」

まひろちゃんは、スタスタ歩いて行きました。

 

池の先には、梅の木がありました。

「ホォ~ フォケ~ ホキョ~」ウグイスさんが鳴いていました。

まひろちゃんはウグイスさんに言いました。「ウグイスさん ウグイスさんは ホォ~ ホォケキョ~と鳴くんじゃないの?」

ウグイスさんがこたえました。「まひろちゃん あたしね まだうまく鳴けないの。だから今ね、練習していたの。」

「ふーん、練習したらうまく鳴けるの。キレイな声が出るの?」

ウグイスさんが言いました。

「ねえ まひろちゃん。まひろちゃんは 今何か練習していることないの?」

まひろちゃんは考えました。あっ ありました。

「ウグイスさん あたしね。ピアノを始めたばかりでうまく弾けないの。」

「まひろちゃん じゃ競争しない?どっちがはやくうまくなるか。」

「ウン いいよ。あたしいっぱい練習して、うまく弾けるようになるから!」

「じゃ やくそくだよ。こんど会うときには わたしのキレイな声をきかせてあげるから まひろちゃんもがんばってね。」

まひろちゃんは、ウグイスさんと約束して、家に帰っていきました。

 

お家のちかくまでくると、お母さんが走ってくるのが見えました。「まひろちゃん! どこへ行っていたの?おかあさん、しんぱいでしんぱいで、ずっとさがしていたんだよ!」

まひろちゃんは、お母さんにごめんなさいと言ってから、ウグイスさんとの約束の話しをしました。

「そうなの。ウグイスさんもがんばって練習していたの?まひろちゃんも負けないで練習しようね。」お母さんの顔はなみだでいっぱいでした。

まひろちゃんは思いました。おさんぽは、これからはお母さんといっしょにしようと。そして、ピアノも早くうまくなってお母さんによろこんでもらおうと。

 

【あとがき】絵本の言葉の漢字の使い方が分かりません。全部平仮名にすべきなのか、読んでもらうお子さんの年齢に合わせるべきなのでしょうが、今回はまったくいい加減な使い方をしてしまいました。気が付きましたら、後から修正させて頂きます。

問題は、この物語をどういう風に童謡の歌詞にするかです。「霧降高原」の作詞も進んでいません。この童謡「まひろちゃんのおさんぽ」と一緒に少しづつ進めて行く所存です。皆さまの、ご意見もぜひ拝聴させて頂きたく何卒よろしくお願い致します。

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