小鳥

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作詞を始める前に

2015年04月07日

ろごきっとさん写真(5) 【このブログをご覧のあなたに】

まずこのブログをご覧のあなたにお断りをし、ご了承を頂かなくてはならないことがあります。それは、この教室は作詞の初心者の方を対象としており、わたし原科香月も含め素人の集いであるということです。

現代の曲作りは、曲が先に出来て、歌詞は後から入れるということが多いそうです。スケジュールの関係で、作詞の時間は数日、短い場合は曲を頂いた当日のうちに完成させるということもあるそうです。

正直、私にはそのようなことはできません。自分の好きなテーマで好きなだけ時間をかけ、人生のうちに数曲でも満足できる歌詞が出来たらそれで充分と考えております。ですので、この教室は当然、詞先の曲作りとなります。

テーマや時間に縛られず、自由に自分が納得するまで推敲するという香月流の作詞法で、世界に一つだけの歌詞を、あなたの情熱で完成させてみませんか?

【難しいことばを知らなくても】

私は、この3年間に8曲の作詞をしました。それが曲となり、数人のプロの歌手が歌唱をしてくれています。歌詞は、素人のあなたでも作れます。難しいことばを知らなくても、また多くの知識がなくとも大丈夫です。安心してください。そして私と一緒に作詞を学んでいきましょう!

【作詞で大切なこと】

パソコンの前のあなたは、とても自分には作詞なんて出来そうもないと思われるかもしれません。ですが、情熱と多少の忍耐があれば、きっと素晴らしい歌詞が出来上がります。それを信じてチャレンジしてみましょう。

作詞で何より大切なことは、何のために歌詞を作るかということです。ただ漠然と作詞を始めても、先に進むことは、完成まで辿り着くことは難しいでしょう。

あなたが感動したことや、感謝のこころを誰かに伝えたい、どうしてもあることを多くの人に知って貰いたいなど、その動機の大きさがより素晴らしい歌詞の完成へと導きます。

【歌詞作りの明確な目的を】

前の項で述べましたが、まず初めにあなたがどういう歌詞を作ろうとしているのか、どんな目的で歌詞作りをしたいのかを明確にすることが重要です。この意識がしっかりしていないと、良い作詞は望めないとお考えください。

「ひとり雨晴海岸」は、あまりにも美しい雨晴海岸に感動し、より多くの方に知って欲しいという気持ちで作り始めました。

私が初めて作詞した「あなたこの愛忘れずに」は、津波によりひとり残された幼い女の子を、母親の気持ちになり励ましたいと思いました。このときは、作詞の途中で何度も涙を流しました。

あの日、坂道で動けなくなった祖母の「早くいけ~!」と必死の形相で哀願する姿に負け、振り向きながらひとり高台に逃れた女子大生の懺悔の記事に、嗚咽しながら作った「むつの星」。私は、何としてもおばあちゃんの気持ちを代弁し、女子大生に伝えたかったのです。

「高山本線~渚駅~」は、偶然地図で見た険しい山中の「渚駅」という駅名に興味を持ち、謂れなどを調べながら物語を作り、少しでも高山本線やこの地域の観光に役立つことが出来たら嬉しいなと想いながら作詞をしました。

【初めは作文のつもりで】

初めから、あまり肩に力を入れる必要はありません。初めは作文でもよいのです。繰り返すうちに、自然と要領が分かってきます。作詞作りで大切なことは、何度もなんどでも繰り返し読み、少しづつ手を加えていくことです。何でも初めて挑戦するときは失敗がつきものです。素晴らしい歌詞が、いきなり生まれることはあり得ません。諦めずに何度も修正して、これで完璧と思えるまで頑張ることです。焦ってはいけません。必ず、あなただけの世界に一つだけの歌詞が完成します。

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