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2015年05月17日

紀勢東線 銚子川橋梁 「 笛吹川」その(6)

ここから、いよいよ作詞の第一歩です。ブログカテゴリーの「それでは始めよう」のなかの「ことば集め」です。この「ことば集め」は、笛吹川を舞台に、昔好きで別れた女の人への切ない想いを、そのイメージを思い付くままほぼ箇条書きに記したものです。

この「ことば集め」は、深く考えずに、浮かんだことばをどんどん書き込みます。この「ことば集め」が多い方が、良い作詞を作る上で重要です。それでは、以下に記します。

母は いずこか 権三郎

愛しき人は いずこの街か

愛しき女(ひと)は いずこの里か

ああ ひとりたたずむ 笛吹川よ

川面の先の 桃源郷を

ああ ひとり眺める笛吹川よ

秩父の奥のしずくを集めし笛吹川よ

酔って月夜の いさは橋

むかし逢瀬の この場所に

 釜無川と結ばれる 笛吹川よ

一人のこの身に 春は来る

酔って月夜の長慶寺

むかし逢瀬のこの境内に

酔うとこうして この境内に

むかし逢瀬の長慶寺

夜風に哭いてる 笛吹川よ

ああ涙でにじむ笛吹川よ

ひとり見つめる 富士川は

わが身悲しい 浮雲か

春は来るのか この胸に

川面に浮かぶ あの人の

うつむくうなじの侘びしさに

あふれる涙を そのままに

走って渡ったいさわ橋

川面に浮かぶあの人の

笑顔が今日は なみだ顔

いつもの笑顔が 涙顔

肩を寄せ合い歩いたふたり

甘い香りは桃の香 それとも黒髪か

桃源郷の草に落とした

あの人の涙にただ見つめるだけの この俺に

川面の先の桃源郷は

思い出させる あの日のふたり

ふいに落とした涙の雫

川面の先の桃源郷は

二人歩いた あの日のままに

甘い香りを風に乗せ

ふたり一緒の富士川は

熱い情けか その流れ

笛吹川は 想い焦がれた釜無川と

末は情けの富士川に

せつなく落とすこの涙

俺にいつ来る この身に春は

この川は 晴れて夫婦の富士川に

この川は 想いし人と結ばれて

その名は尊き富士川に

ふたつの川がひとつの川に

想いしふたつが結ばれて

春の夜風に聞こえし音は

笛の音 それとも空耳か

晴れてその名も富士川と

情けの強さか 激しい流れ

この身に侘びしい 未練雨

酔って月夜の笛吹川に

愛しき人は いずこの空か

今回、これだけの「ことば集め」をしました。このことばを繋ぎあわせて、歌詞1番から3番までを作ります。実際、このことばを並べ始めますと足りないものが出てきますが、その場合はその時に考えて補います。

この「ことば集め」では、脈絡がありませんので、訳が分からないかも知れません。ここからはイメージと相談しながら、ことばを文章にし、起承転結を意識しながら物語にします。

今回は、あくまで「ことば集め」で、作詞の第一歩です。次回からは、物語にするための構想に入ります。

画像は、「鉄路の果てに strasse」さまの「紀勢東線 銚子橋梁」です。どうしたらこのような素晴らしいアングルの画像を撮れるのでしょうか?strasseさまの映像をこれからもご紹介させて頂きます。宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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