小鳥

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「天神岬」の作詞依頼を受けて

2015年10月25日

ここから楢葉町 課題テーマ「天神岬」第2回

昨日、福島県の楢葉町に行ってきました。最初は1泊の予定でしたが、他に急がなければならない用事があり日帰りとなりました。自宅から往復400kmの一人旅です。早朝に出発し、この標識の辺りには午前8時頃に到着しました。

道路には支援者の心が

楢葉町に入ると、道々にこうした花が植えられていました。交通量は少なく、復旧工事関連のダンプカーなどが多いように感じました。それでも、一般乗用車や軽トラックも見られました。

天神岬スポーツ公園より

町に入り、最初は「天神岬スポーツ公園」から、天神岬を望みました。「天神岬」は、海岸から切り立って、遠くからでも迫力がありました。

 

山の中にあざみの可憐な姿

別な道を経由して、崖の下に降りる途中に、あざみの可憐な花を見つけました。普通なら誰にも見られることのないところで、静かに咲いていました。

絶壁の海岸

崖の下に降りてみると、切り立った崖の迫力は、凄まじいものがありました。

≪訪問の目的と感想≫

楢葉町は、福島原発の被害を受け、全町民が避難指示を受けた町です。9月5日に避難指示が解除になりました。

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の山田町出身で、福島県内で復興作業に携わっておられるある方から、楢葉町にある「天神岬」の歌を作ってほしいとの依頼を受けました。それで、一度訪問したいと思ったのです。

 私は住宅のある地域を車で回りましたが、住んでらっしゃる様子が伺えたのはほんの僅かでした。寂しいことですが、大きな雑草が生い茂っている庭も目立ちました。また、犬の鳴き声も聞こえませんでした。すれ違った自転車の年配の方は、マスクを着けて走っておられました。

私が、朝食と昼食を合わせたような時間に、駐車場でコンビニ弁当を食べ始めると、パトカーが止まり若いお巡りさんが私の運転席に来られました。地域のパトロールをされているとのことでした。このお巡りさんの話では、町に帰られた住民の方はまだ1割程度のようです。

放射能の被害により避難指示を受け、全町民の方が別れ別れになったこの事実。そして避難指示が解除されても、帰ることのできない諸事情。私には、住民の方に声をかけることが出来ませんでした。

私に「天神岬」の作詞ができるのでしょうか?今のわたしには、まったく自信がありません。

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