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課題テーマ「あたしはトイレの清掃員(仮題)」第1回

2019年09月07日

 「あたしはトイレの清掃員」第1回

私が成人式を迎えてから数年経った頃ですから、もう45年近くも前のことです。八重洲に本社がある大きな会社の、港区の支社で働いておりました。

当時は怖いもの知らずの生意気な若造でした。仕事に対する積極性もなく、あまり優秀な社員とは言えなかったと思います。

その支社のビルに50歳を過ぎたと思われる女性がひとり、主にトイレ掃除をしておりました。無口な方でしたが、いつも一生懸命働いておりました。私はあまり自慢できる仕事ではないと思っていましたが、その人を決して馬鹿になどしていませんでした。むしろ、私などより仕事に対する誇りを持って生きている、そんな風に感じていました。

私はその方とは、一言も話したことはありませんでしたが、いつの間にか尊敬の念させ抱いておりました。

トイレの存在箇所は様々です。会社などの建物にある各階ごとのトイレ、マンションやアパートなどの各階の共有部にあるトイレ、駅のトイレ、公園のトイレなど、それはそれは少しオーバーに言えば人の数ほどあるような気がします。

トイレ掃除が好きな人もいるかも知れませんが、基本的には好んで働いている方は少ないのではと私は思ってしまいます。

仕事にはたくさんの種類がありますが、その対価としての報酬も業種ごとに様々です。私の狭い見識では、最低賃金で働く高齢者の方が多いように感じます。年金だけでは食べてはいけず、そして他に働く場所がなく、生活のため必死で働いている高齢者の姿が浮かびます。

数日前、ふと「あたしはトイレの清掃員」という歌詞を作ってみたいと思い立ちました。決してトイレの清掃をされる方を馬鹿にしてではありません。清掃する方を応援しながら、世相も少し取り入れて作ってみたいと思ったのです。

そう考えた時、急にことが溢れだしました。

  「あたしはトイレの清掃員」ことば集め

亭主に先の逝かれて

年金だけでは食べては生けず

年金だけでは食べられず

還暦過ぎて就いた仕事は

トイレの清掃

こんな苦労を誰がしろ

冷たい視線を背中に受けて

お願いだから

済んだ後必ず流して下さいね

済んだ後は必ず流してね

忘れる人が多い日は

何故か悲しい私です

涙が流れる私です

私の仲間の愛さんは

今年八十のお年寄

今年八十のお姉さま

それでも曲がった腰に

エプロン着けて

まだまだ若いと笑顔です

力を入れて

今日も辛いと愚痴こぼし

今日も頑張る私です

私はまだまだ鼻垂れ小僧

先輩諸氏に教えを乞うて

今日も一日頑張ります

掛けて下さい優しいことば

それが何より励みです

それでもまだまだ働くと

掛けて下さいね

優しいことば

それが何より励みです

私の仲間の愛さんは

今年八十のお姉さま

まだまだ若いこれからと

笑顔がシワにかくれてる

いつまでも若さが一杯

笑う顔がシワだらけ

いつまでも若い者には

負けません

トイレが詰まったその時は

涙が出ます私でも

辺り一面金色の世界

辺り一面黄色く

1日で歩く歩数は1万歩

私は歩く骨丈夫

私の脚はカモシカの足

私は歩く1万歩

 

繰り返させて頂きますが、私は決してトイレの清掃をする方を馬鹿にしているのではありません。トイレの清掃をしてくれる人がいなくなったらどうなるでしょう?会社の、駅の、マンションやアパートの、そして公園のトイレが汚れていて臭かったらどうでしょうか?

トイレの清掃の方はどんなに汚れて臭おうとも、何にも言わず黙々と仕事をします。次に使用する方が少しでも気分よく利用出来るようにとの願いを込めて。

トイレ清掃をする方達の苦労を知って頂き、使用時に少しだけの気遣いをして頂けたらというのが私の願いです。

今回急に思い立ち、「あたしはトイレの清掃員(仮題)」の作詞を致すこととなりました。「春日山」「唐津市」は先送りとさせて頂きますが忘れてはおりません。いつか必ず完成させます。ご容赦下さい。

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