課題テーマ「室蘭 トッカリショ」第4回 | 初心者向け無料作詞教室「原科香月の作詞の小部屋」友遊コミュニティ

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課題テーマ「室蘭 トッカリショ」第4回

2016年06月09日

トッカリショ 作詞「トッカリショの伝説」第4回

トッカリショ5

随分とご無沙汰をしてしまいました。私事で恐縮ですが、作詞とは異なる仕事を持っておりまして、忙しさに感けて投稿が遅くなりました。大変申し訳ありません。

早速ですが、作詞の話に戻します。5月の23日と翌日にかけて、「トッカリショの伝説」を創作致しました。下書きの無い、思い付くままに書いたものですが、それなりには纏まっていると思っております。

わたし原科香月の作詞の基本は、先ずテーマに沿ってストーリーを想い描きながら、重複等を恐れず思い付く限りのことばを並べるということです。そしてそのことばを、少しづつ1番から3番までの枠の中に入れ込み、ストーリーをぶらすことなく、行数や字脚を揃えていくという方法です。それから何度もなんども読み返し、1行・1文字の修正を重ねながら完成させるというものが「香月流」の作詞方法です。

しかし、昨年暮れからの課題曲の多さから焦りがあり、1番から3番までをいきなりことばを並べてしまったことが何度かありました。完成後の反省で述べさせて頂きましたが、こうした方法は本来感心した方法とは言えません。何故なら、ストーリーがぶれますし、また行数や字脚を合わせることに意識が行ってしまい、作詞の本来の目的である、「何のために?誰のために?」がお座なりになってしまう心配があるからです。

今回その反省を込めまして、ことば集めから入ることと致しました。この「ことば集め」は、とにかくこのテーマやストーリーに関連するすべてのことばを書きだすのです。同じような言葉が出てきても気にすることなく、出来るだけ多くのことばを書きだします。(詳しくは、ブログカテゴリーの「それでは始めよう」をご覧ください。)

それでは本日は、「トッカリショの伝説」のことば集めから入ります。まだまだ足りませんが、次回はもっと増やしたいと思っています。

課題テーマ「トッカリショの伝説」第4回

トッカリショ2

 

トッカリショの伝説ことば集め

     室欄市にあるトッカリショ

     余りに見事は景観に驚くばかり

     ここにはアイヌの若者の

     悲しい伝説があるのです

     漁師のセルゲイと村の娘のイサエマツ

     二人のつなぐ指先は明るい希望に満ちていた

     皆さんご存知ですか

     トッカリショの悲しい伝説を

     漁師のセルゲイ漁から帰り

     浜辺に倒れた娘に気付き

     初夏の波に飛び込んで

     娘を背負い我が家へと

     娘の名前はイサエマツ 

     たいそう綺麗なその娘

     若く逞しい命の恩人セルゲイに

     いつか虜のイサエマツ

     男手一つで育てた父のアイヤニも娘の婿と

     決めていた

     軽い嫉妬に戯れ言って後悔のアイヤニ

     男気盛んなセルゲイは金の魚を求めて沖合に

     海はいつしか暴風雨 

     必死に耐える小舟がひとつ

     右に左に飛び交いながら

     ひたすら神に祈るばかりのセルゲイの

     生きて逢いたいイサエマツ 

     愛する人を悲しませないで

     その時ふいに襲った突風に波間に消えた木の葉船

     帰らぬセルゲイ待つイサエマツ

     浜に通う姿は 涙も枯れてまるで老婆の歩く様

     岬に登り遥か彼方の沖合を一人見つめて涙を流す

     ただただ沖を見つめて涙を流す

     立ち上がろうとした足元を弦にからまれ

     揺らめきながらトッカリショの海に消えた17歳

     詰まらぬ戯れに若い命を奪ったアイヤニの

     どうして神に詫びようか

     形見が入った二つ並んだ小さなお墓

     両手を合わせるアイヤニの目に涙

     黄色に咲いた二人を見守るエゾキスゲ

     手をつなぐ指のぬくもり

     鼓動の高鳴りに

     哀れイサエマツ

     弦に絡んだ草履を残し

これでは、まだまだ足りません。もっと必要です。このことば集めは、多い方が作詞を進めるうえで、とても大切です。良い作詞か出来の悪い作詞になるか、このことば集めに掛かっていると申しても過言ではありません。まだ少ないですが、このことば集めの中から、1番から3番までの枠の中に、ストーリーの起承転結を考えながら、入れていきます。

ことばが足りないことや熟語や固有名詞を使いたいなど、今後のプロセスの中で出てまいりますが、時間をかけ焦らないで進めうことが大切です。最近の私の作詞の仕方を反省しつつ、今後完成までをみなさんにご覧頂き、少しでも参考になりますよう、お役に立てますよう頑張りたいと思っています。

この「室蘭 トッカリショ」の画像は、北海道の菻茉さんの撮られたものです。この「トッカリショ」のご提案者でもあります。この作詞が完成した場合に、一番先に見て頂きたい方は菻茉さんです。きっと良い作詞を完成させますので、見守っていてくださいね。

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