課題テーマに挑戦「海の漁師」第9回
2019年11月30日
課題テーマに挑戦「海の漁師」第9回
本日2回目の「海の漁師」のアップとなります。この画像は、「鰺ヶ沢漁協」さまよりお借りしたものです。ヤリイカの大漁です。ヤリイカの漁の時期は、12月から翌年の3月辺りまでとのことです。ですので、鰺ヶ沢の漁師の方は、明日辺りから大忙しなることと思われます。
ところで、「海の漁師」の作詞の進み具合は、山登りで言えばまだ5合目辺りでしょうか?
ことば集めも一応済んで、「ことば並べ」へと進んでは見ましたが、まだまだ先が見えません。
最近私が感じることは、初めはおぼろげながらのイメージであっても、進めて行く過程で、山登りの時に霧で何も見えない状況が一瞬で嘘のように晴れることがあるように、作詞のイメージが湧いて、欲しかった言葉がスラスラ嘘のように出て来ることがあるということです。
初めから完璧な作詞を望んでは、自分の首を絞めるだけで、前に進めず立ち止まったままになってしまいます。自分では50点の評価のプロセスから、何度もなんども読み返すことが大切です。また、恐れずに全く違う言葉を入れ変えてみたりと、冒険などもすべきです。決して諦めないことです。そうすることによって、また違った雰囲気になり、「へぇ~、この方がずっといい~!」と驚くことにも繋がります。
さっそく「海の漁師」のことば並べに入ります。
俺の港だ 鰺ヶ沢 (ことば並べ)
1 幼い時から 親父の背中
船で見せられ 育った俺だ
親父返すぜ この恩義
必ず親父を 追い越して
港一番 漁師になるよ
俺の夢だぜ 鰺ヶ沢
2 涙流してお袋 独り言
お前のお父は 嵐で死んだ
そんな言葉に 笑った俺だ
俺には親父は 一人だけ
なぜか頬に潮花 やけに舞う
俺の海だぜ 鰺ヶ沢
3 吐く息凍る 真冬の海は
網を引く手が 凍えて止まる
親父の厳しい 怒鳴り声
網を気合で 引き寄せる
津軽の海が 背中押す
俺の城だぜ 鰺ヶ沢
ああ 俺の港だ 鰺ヶ沢
ああ 俺の港だ 鰺ヶ沢
とにかく一度ことばを並べてみました。字脚を入れ始めると、字脚を揃えるために別な言葉を探すという大変な作業が待っています。ですがこのことば合わせも、これから一行づつ何度も何度も読み返しながら、自分のイメージする完成へ向けて、正しく3歩進んで2歩下がる作業を繰り返して行かなければなりません。近いうちに、字脚合わせに入れたら嬉しいのですが・・・。